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転職エージェントはぐきの、キャリア逆転ブログ

Fラン大から奇跡の大手WEB広告代理店に新卒入社。今はCreateA合同会社で転職エージェントやってます。日常のこと、就活のこと、キャリアを逆転するための方法などを書いていきます。

就活生へ、「なぜ人生の"目標"を立てることが大切なのか」を僕なりに解説してみようと思う。

 先日、知り合いの就活生からメールでいきなり質問がきた。

「なぜ人生の"目標"を立てることが大切なんですか?」

 僕が大学3年生だった頃、就職活動をしていて一番イラついた言葉がこの「人生の"目標"を立てろ」。どの就活セミナーに行っても言われ、どの先輩にアドバイスを聞いても言われ、就活中には耳にタコができるほど聞いた。この言葉を聞くのが本当に嫌だった。最悪なことに、この「人生の"目標"」洗脳は社会に出ても続く。社会人になってから会社の先輩に「人生の"目標"を立てるべきだ。」と聞かされた時は、もういい加減にしてくれと思った。

 

 当時の僕は「"目標"なんて決めてしまったら思考の幅や行動の幅を狭めるだけだ。行き当たりばったり生きてる方が良いだろ。」と思っていた。なぜなら、人生で出会ってきた誰もが口うるさく「人生の"目標"を立てるべき」と語ってくるくせに、その中で「なぜ人生の"目標"を立てることが大切なのか」を明確に答えられる人は一人もいなかったからだ。"目標"があった方が目の前の仕事のモチベーションが維持できるとか、"目標"から落とし込んだ方が目の前の仕事を具体的なプランに落とし込めるだとか、そんな細かいテクニック的な話しばかりで「そんなの個人差あるし、ふわっとしててよくわからん」とツッコミを入れたくなるようなものばかりだった。もちろん今振り返ると間違ってないこととも思うが、そのような回答を期待していた訳ではなく、誰にも共通して言える明確な答えが欲しかった。誰も理由を話せないのなら、そんなの従う必要はないと思っていた。

「人生の"目標"を立てること」が大切なたった一つの答え

 ただ、社会に出てみて、仕事をしてみて、色んな人と話してみて、事業の立ち上げをやってみて、自分なりにその答えが少しづつ見えてきたような気がする。世間の大人達がこの質問に答えてくれないのなら、僕がこの質問に対して真剣に答えてみようと思う。考え方だったり細かいテクニック的な話は人によって当てはまる人と当てはらない人がいると思うので、全員に共通して言える「"目標"を立てる事で得られる明確なメリット」について本日は語りたい。

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今僕の持っている「なぜ人生の"目標"は大切か」に対する答えは、

「人を動かすため」だ。

 目標なしにストーリーは語れず、ストーリーなしに人の心は動かない。

・人は「お金」ではなく「共感」で動く。

 僕はキレイ事が大嫌いだ。世の中は金が全てと思っていた頃もあった。しかし、社会人になってから、お金だけでは人は動かないと何度も痛感した。

 当たり前だが、ビジネスは自分一人では成り立たない。自分の仕事に協力してくれる人も必要だし、自分の商品を買ってくれる人も必要だし、そもそも商品を作ってくれる人も必要だし、とにかく色んな人の賛同を得なければいけない。その説得に必要な要素が、意外にも「お金」ではなく「共感」なのだ。僕が就職活動で大手広告会社から内定を頂いた時も、僕がお客様から信頼を得た時も、僕が独立した時にある社長が支援してくれた時も、僕がビジネスコンテストで優勝した時も、僕は「この事業は将来性がすごい」「僕のスキルは御社の事業拡大に繋がる」「この事業は儲かるデータや根拠がある」なんて話はしていない。もちろん全くしていない訳ではないが、そこに対して強調はしなかったし、相手もそこに興味は示していなかった。僕が過去に人の心を動かした時の共通点を振り返ると、全て「ストーリー」を語りそれに「共感」してもらった時に賛同を頂いていた。自分の人生を振り返り、人は「お金」よりも「共感」で動くものなのだなと学んだ。

・「共感」を得て人を動かすためには、相手を説得する話(ストーリー)の"目標"設定が必須。

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 共感を得るためには、当たり前だが共感を得る話(ストーリー)を語らなければならない。「ストーリー」を語るには、「過去」「現在」「未来」の話をする必要がある。突然「私は世界中の貧しい子供を救いたい!」と思い立つ人はいないはず。「自分も貧しい経験をしたからその経験を他の人にはして欲しくない(過去)」とか、そう思うための根拠が必ずあるはず。そして、「世界中の貧しい子供を救うためにNPOを立てる!(現在)」という想いと行動が生まれ、「私の活動によりこの世界から貧しい子どもを失くす(未来)」という未来を想い描く。これが"目標"になる。この"目標"が明確にない人にストーリーは語れない(そもそもストーリーが生まれない)し、ストーリーを語れない人に人は共感をしない。だから"目標"を立てる事は非常に大切なのだ。

・嘘の"目標"では人は動かない。本心の"目標"を見つけよう。

 このような話をすると、無理やり"目標"を立てて「ストーリー」を作ろうとする人がたくさんいる。就活生がいい例だ。就職活動の時や新卒入社して間もない時は「起業して社会を変えたい」という人が僕の周りでたくさんいたのに、今はそんな夢を語る人は周りにほとんどいない。もちろん、やりたいことは日々変わっていくものなので自然なことかもしれないが、あれだけいたのにほとんどいなくなっているというのもまた奇妙な話しである。恐らく「"目標"を持っていることが正義」という就活の異様な雰囲気に飲まれ、無理やり"目標"を作ったか、就活の焦りから「自分は"目標"を持っている」という自己暗示をかけたのだろう。別にこれが悪いといっている訳ではない。その時はそれを"目標"にしていたけれど実際に動いてみたら違って方向性を変えるなんて良くあることだし、それで学んで次の行動に移せているなら立派な"成長"だと思う。

 ただ、そんな彼らの"目標"は、当時から実現されないものだと確信していた。彼らの"目標"と「ストーリー」には現実味も無いし熱意も感じなかった。だから心は動かされなかった。恐らく僕以外の人も心を動かされていなかったと思う。語っている自分に酔いしれているだけだなと思っていた。自分の想い描く"目標"の実現に強烈な熱意を持っている人なんてなかなか出会えない。こんなに出会えてしまっているのは何かがおかしい。嘘つきが混じっていると思っていた。

 僕は"目標"を持っている人間はそれだけで市場価値が非常に高いと思っている。その能力だけで多くの人を動かす可能性を秘めているのだから。ただ、残念なことに多くの人が嘘つきになってしまっている。

 就活生には、自分が嘘つきかどうか一度立ち止まって考えてみて欲しい。嘘の"目標"に人生の貴重な時間を使うくらいなら、自分の本心の"目標"は何なのかを考えることに貴重な時間を使った方が有意義である。"目標"を語ると同時に、その"目標"を本当に叶えたいのか自問自答する時間も作って欲しい。

 ではどうやって"目標"を設定したら良いのか。"目標"設定の方法みたいのも、自分の経験ベースでいつか書いてみたい。