転職エージェントはぐきの、キャリア逆転ブログ

Fラン大から奇跡の大手WEB広告代理店に新卒入社。今はCreateA合同会社で転職エージェントやってます。日常のこと、就活のこと、キャリアを逆転するための方法などを書いていきます。

採用担当者に伝えたい、転職者の価値観の深ぼり方(心の声の聴き方)

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お久しぶりです、あけましておめでとうございます。

約1年ぶり?の更新です。

ありがたいことに、全く更新をしていない今でも「ブログのファンです!」と転職相談を頂くことが多々あり、更新しなければいけないなと思いつつ、なかなか乗り気にならず。。

今年こそ頑張ります。。。

 

さてさて、今日書こうと思っていることは、、、

今回のテーマは「価値観の深ぼり方」。

採用担当者の方からよくこんなお話を聞く。

「面接では合うと思ったんだけど、入社してみたら全く会社に合わない。。。」

「前職ではバリバリ働いていたのに、自社に転職したとたんモチベーションが下がってしまった。」

「入社した方のミスマッチで退職者が後を絶たない」

「経験者だから採用したけど、全然成果を上げてくれない。。。」

「良い転職者がいたけれど口説けない。。。」

もしくはもっと具体的に、

「価値観が深ぼれず転職者のことが良くわからなかった。。」

なぜ、長年採用をされてきた人事の方でも、このような事態に陥ってしまうのか?

なぜ、正しく相手を理解することができないのか?

 

 

目に見える情報や言動で相手の価値観を判断していないか?

パッと見た印象。本人が語る言葉や経験などでどのような人か判断しているのではないだろうか?

・本人が認識していない価値観があるとしたら?

・本人が自覚していない長所があるとしたら?

・本人が誤った自分を本当の自分と認識していたら?

意外と人間は自分のことを分かっているつもりで、分かっていないもの。

キャリアカウンセリングのプロであるキャリアコンサルタント国家資格保持者でさえ、自分の価値観を見つめなおす時には、必ず別のキャリアコンサルタントの方に面談をしてもらうようです。

なぜなら、自分では当たり前の思って行っている行動が、実は他の人から見たら当たり前ではないかもしれない。ただ、自分では当たり前に幼少期から習慣化されているものなので気付きづらいのである。

人は他人と比較したり、他人から指摘を受け、その時に初めて自分の特性を知る。

そうだとしたら、本人が語る言動だけでその人の人格や価値観を判断してよいものだろうか?

 

相手がまだ言語化できていない「心の声」を聴くことが、本当のキャリア面談。

・自分が認識していない自分を認識させる。

・誤った自己理解を認識させる。

面談は、まずはここからスタートしなくてはならない。

こんなことを書くと、

「そんなことはわかってる!でも深ぼり方がわからない!」

「カウンセラーじゃないんだからそんなことまでできない!」

などと思う方もいるだろう。

ただ意外と、少し面談の意識を変えるだけで誰でも簡単に良くなる方法もあったりする。 

 

価値観の深ぼりに徹底的にこだわるCreateAの面談

 ありがたいことに、企業の採用担当者の方から、

「価値観ってこんなに深いと思いませんでした。。」

「転職者のことをこんなに理解しているエージェントは初めてです。」

「CreateAさんの紹介者はミスマッチがないので助かってます。」

「CreateAさん紹介者はほとんど内定がでます。。」

というお言葉を頂くことが多々ある。

僕なんてまだまだ未熟者ですが。。。。でも、CreateAの社員はその部分にこだわっているのは確かだ。

CreateAでは、「人と向き合う」ことを重視してサービスを提供している。転職者のキャリア相談に最も力を入れており、社員はカウンセリングスキル向上に何よりも徹底的にこだわっている。

毎日価値観の深ぼりというテーマに対して議論し、仮説を立てて面談し、反省改善を行っている。そんな僕らだからこそ、お伝えできるところがあるかもしれない。

本日は、まずは誰でも簡単に実施できる、面接で相手の価値観を深ぼる方法を紹介していきたいと思う。

 

採用担当者に面接で意識して頂きたい1つの心構えと3つのポイント

■最重要!!!大切な心構え!!

相手目線で物事を考え、相手の価値観を知ることに全神経を集中させる。

面接中は必ず相手中心のコミュニケーションを行って頂きたい。

「なぜこの人はこのように考えているのだろう?」

「この人はなんでこういうことを思っているのだろう?」

これが出来ていない人が非常に多い。

<ダメな面接官の例>

例1:自分の価値観による決めつけ

「こいつの考えダメだ。。。」

と自分の考えと正反対であったり、理解できない部分があると「ダメな人材」と決めつけ思考を停止していないだろうか。もっと深ぼって聞いてみたら、分かり合えた部分があったかもしれない。また、自分と合わなくとも深ぼったら物凄いスキルを持っていて、会社で活躍できる場があったかもしれない。

例2:自分の価値観の押し付け

「絶対こういうキャリアを選んだ方が良いよ!」

「絶対にベンチャーに行った方がいいよ!!」

自社に入社してほしいがあまり、相手の価値観を無視したアドバイスを転職者にする人も多いのではないだろうか。これは意外としてしまいがちなのだが、よろしくない。

なぜかというと、自分のアドバイスで相手を納得させても、相手の価値観に合ったアドバイスではないためその納得感は持続しない。このようなケースが入社後の早期退職に繋がっている。

まずは自分の価値観を引っ込め、相手を理解することに全神経を集中してほしい。そうすることで見えてくる相手の新しい価値観、スキル。本当の意味での納得感が出てくる。

 

1、多様的な見方(マインド)

どんな人にも価値があると信じ、どんな人でも長所を見つけようと積極的に関わる。

上記記載のダメな面接官にならないよう、まずはどんな相手でも知ろうとするマインドを持ってほしい。 自分の価値観というフィルターを通して相手を見てしまうと、相手を理解することの思考が停止してしまい、相手の深い価値観まで踏み込んで聞けなくなる。

まずは、どんな人でも価値がある!どんな人でも長所がある!それを見つけよう!とフラットな目線で、相手を知ろうと積極的に関わってほしい。

 

2、受容・共感・肯定・称賛(聴き方)

相手の話を全て受け入れ肯定する。こちらから誘導や指摘はしない。

人間には誰しも承認欲求というものがある。

自分の経験や価値観が相手に承認されないものと知ると、その経験や価値観を表に出さず、自分の経験や価値観を相手が気に入る経験や価値観に寄せていき、本来の自分を心の奥底に閉じ込め、相手に寄せた経験や価値観を正当化してしまう。

そのため、本当の相手の価値観を知るためには、相手を受け入れ共感し、肯定し、良い部分には気持ちよく称賛しなければならない。一度試してみてほしい。受け入れてもらえた人間というのは面白いくらい、自分の価値観や経験を誇張したり脚色したりせず、ありのままの自分をさらけ出す。

不思議なことに相手に受け入れられた人間は、話している間に奥底にしまっていた自分の本当の価値観に気づき始め、勝手に自己認識を深めていく。過去の経験を話す中で、その経験を相手が全力で承認をしてくれると、なぜ自分がそのような行動をしたのか、勝手に内省を始めていく。

どのくらいの面接官が、相手に深い部分まで内省をさせ、脚色なく語られた価値観まで聞けているだろうか?

是非そこまで深ぼったうえで、相手の価値観を判断するということを実施してみてほしい。

 

3、抽象化と具体化による新しい視点の提供(伝え方)

「何でそう思うの?」と聞くだけではだめ。大切なのは抽象化と具体化。

受容や肯定だけでは相手の心の声を聴けないケースがある。

それは手段が目的化していて、手段を自分の価値観と認識してしまっているケースだ。

考える力(物事に疑問を持ち、なぜそうなのか深ぼる力)が弱い人は、受け入れてあげても論理的思考力が弱いため、奥底にある自分の本当の価値観までたどり着けない。今言語化できる価値観を自分の価値観を決めつけて疑問を持たない。そんな人に「何でそう思うの?」と聞いても「そうだからです!」としか回答は返ってこない。

相手の価値観を深ぼろうという気持ちがあっても深ぼれないという面接官は大体このパターンに陥っていることが多いように思う。

では、そのような人から心の声を聴くにはどうしたらよいか。

それは、

相手の話の中にある共通点をこちらで見つけてあげ、抽象化と具体化を繰り返し相手の内省の手助けをしてあげる。

ことである。口頭で説明が難しいので例を挙げてみる。

<悪い例>

相手:「旅行が大好きです!だから、絶対に旅行に関わる仕事がしたいです!」

 私:「何で旅行が好きなの?」

相手:「うーん。これは感覚的なものなので説明がつきませんね。好きだからですね。笑」

私:「そうですか。。。」

こんな面接をしたことがある面接官の方は非常に多いのではないだろうか?

次に、抽象化と具体化を繰り返した聴き方の例をあげる。

<良い例>

相手:「旅行が大好きです!だから、絶対に旅行に関わる仕事がしたいです!」

私:「旅行のどういう時に楽しさを感じるんですか?」

相手:「現地の情報を徹底的に調べて友達に教えてる時が楽しいです。」

---------また別の会話をしている時--------------

相手:「営業が楽しいので次の仕事でも営業がしたいです」

私:「営業でどのような業務をしている時が楽しいのですか?」

相手:「相手が知らないことに対して、情報をまとめて教えてあげる時ですかねぇ」

私:「日常的に情報収集とかされてるんですか?」

相手:「はい、知らない情報を調べるのは好きで日常的にしてますね」

私:「旅行の時も仕事の時も、相手の知らない情報を徹底的に調べてまとめ、相手に教えてるようなことをされてるんですね。」

相手:「確かに。。気づきませんでした。仕事もプライベートもそういうことをしてますね」

私:「もしかして、「旅行が好き営業が好き」なのではなく、具体的には、「情報収集と、それを相手に教えること」が好きなんではないですか?」

相手:「そうかもしれない!」

私:「では、旅行関係ではなくても、その行為そのものが実感できるのであれば、楽しく働けるのではないですか?」

相手:「確かにそうですね。旅行じゃなくても楽しく働くイメージが湧きます。」

のような形です。

具体的ないくつかの例の共通点を見つけ、一旦それを抽象化して相手に投げかけてあげる。そうすると相手の本質が見えている。

本質を理解した上で、どのような環境や働き方が良いか具体的な話を進める。

意外とこれが難しい。。。 

 

感覚で面接をするとPDCAを回せないため失敗を繰り返す

事業運営やマーケティングと同様で、面接も感覚で行ってしまうと、採用者が早期退職してしまった時に、何が合わなかったのかPDCAを回せない。

「今後は大人しい子はやめよう!」

「自分で動ける子を採用しよう!」

と、ありえないほど抽象的なもので次の面接に活かそうとしている方も多いのではないだろうか。事業になると本気でPDCAを回すのに、採用となると途端に感覚重視になってしまうのはなぜだろうか。

採用に関しても、深いところまで価値観を深ぼり、どの部分が合わなかったのか、必ず検証をしてほしい。事業と同様に、パッと見たデータだけで仮説を立ててはならない。

どうすれば深い部分まで踏み込んで聴けるか、この部分にどれほど本気で考えているか。「人」にもっと興味を持ち真剣に考え議論し、「人」を最重要視した企業様が増えていくと嬉しいなと感じる。

 

もっと細かくたくさんあるので、また気が向いたらブログ書きます。。。

かなり省いたり、面倒でかなり抽象的に書いている部分もあるので、具体的に聞きたい方やより詳細を知りたい方はご連絡ください。

また、「価値観の深ぼり」という面談に興味のある人事ご担当者様いらっしゃいましたらご連絡ください!